株式会社ネインの代表・山本とカスタマーサクセス・片瀬が中心となり、ヒアラブルデバイスZeeny(ジーニー)のデバイス&アプリの開発秘話やネインが目指す未来についてなどPodcastで配信中!人々の「生産性向上」を目指す会社としてについてなど、雑談形式で話しています。
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Zeeny Lights HD音質上がってます!
山本「第2回目、今回はいつもみんなが試作品を作っている部屋で収録しています」
片瀬「そですね」
山本「今回新しく出した製品に関して言うと、比較的音の処理は頑張って作ったのでそこについてお話ししたいのと、世の中いろんなデバイスを使ってきてるのでそういったものについて話ができればと思ってます」
片瀬「はい」
山本「Zeeny Lights HDというのがあって、Zeeny(
ジーニー)はヒアラブルなんだけど、コンセプトは24時間つけて欲しいっていうのがあって、仕事してる時もつけてるし、オンライン会議でもつけてるし、あとは通勤通学でも音を聞くのでしっかりと音の性能っていうのは基本あるよね。通話もあって、その上で音声アシスタントがあるよねという考え方なので、音もちゃんとこだわってやってます。オーディオマニア向けの音というよりはベーシックに普通に使える音として作ってまして、Zeeny
TWSは比較的えいや!じゃないけど(笑)」
山本「(笑)頑張って
サウンドライブは結構良い音してて、HDSSを入れてサンドライバーが音の鳴りがいいんだよね?」
片瀬「確かにベースいいですよね」
山本「これいいじゃん!っていう収まりがあって、逆にZeeny Lightsの方は筐体のせいもあるのか音が暴れがちで箱鳴りが多かったのでそこ削って、いろんなオーディオの音聴いて整えてという感じで。(Zeeny Lights)HDはさらにそこの筐体にHDSSを追加してさらに
サウンドドライバーも
グラフェンにしてみて、加えて俺も普段イヤーチップってSpinfit使ってて耳にフィットするんでそこもセットでくっつけて、音もしっかり聴かせようっていうので作っています」
片瀬「はい」
Spicetone(スパイストーン)はなぜ地名なのか!?
山本「今回さらにやっとの思いでSpicetone(スパイストーン)に対応して…」
片瀬「もうね…やっとできたけど焼け野原に芽が出てきたみたいな」
山本「花が咲いた(笑)相当大変だったよね」
片瀬「そうですね、中々お待たせした感じはありますね」
山本「斎藤くんが頑張ったよね。あっ、今日誰が出てるか紹介してなかったね(笑)ネインの山本と片瀬と斎藤と須賀の4名でお送りしています!」
片瀬「それぞれ何してるかいった方がいいんじゃないですか?」
山本「山本は代表で、片瀬はカスタマーサクセスで、斎藤と須賀は
ファームウェアのエンジニアです。今回Spicetoneに関しては2人の方で頑張って調整してきました」
片瀬「そうですね。Spicetoneをメインでやってくれたのは斎藤さん」
山本「人が強化されて、やっとの思いで作れたね」
片瀬「Spicetoneはこないんですかってメールとかでもいただいていて、なかなかすみませんって返してたので、まぁこれからどういう反応がくるかわからないですけど、ポジティブになると信じて…って感じですかね」
山本「そうだね、Spicetoneのコンセプトがもちろん音を楽しむっていうのもあるし、元々やりたかったことというのはヒアラブルを作りたくて、でもやっぱり(利用者は)音にこだわるので、自分は〇〇(メーカー名)の音がいいとか〇〇の音がいいとか、はたまた〇〇(大手メーカー)の音がいいとか…」
片瀬「うん」
山本「人の好みってあって、それによって音声アシスタントを使わないっていう選択肢にして欲しくないので、自分の好みの音に合わせられるようにして、純粋にヒアラブルの機能を使って欲しいなと思って作ってます。元々の2年くらい前にSpicetoneを作ったときは〈渋谷〉っていうのをコンセプトに名前つけていこうかって考えていて」
片瀬「うん」
山本「でも、これ分かりづらいんじゃないかなっていうのがよぎりながらやっていて、今回はもうちょっと一歩わかりやすいんじゃないかなっていう表現にしてやっているので…Sapporoとかね」
片瀬「まぁ、そうですね」
山本「なんでSapporoって付けたかって(笑)」
片瀬「俺はそういうの聞きたいんだけどね(笑)いつ機会があるか伺ってたんですよ」
斎藤・須賀「(笑)」
山本「そうなんだ、俺書いてなかったっけ?」
片瀬「ありました?」
須賀「いや…ありましたっけ(笑)」
山本「渋谷は結構迷ったんだよね。渋谷はジャンルが色々あるから」
須賀「うん」
山本「
ミスチルだって渋谷だし、(ライブハウス)
La.mamaとか
渋谷系もあったしHIP HOPとかもあるし…日本全国から見たら渋谷って
渋谷系かなって、ざっくりとした(笑)」
片瀬・須賀「(笑)」
山本「渋谷っぽいものを渋谷ってつけて、あとは歌系のやつは最近『イッテQ』の
安室奈美恵の再放送見たんで、じゃあNahaかなって(笑)」
片瀬・須賀「(笑)」
片瀬「どう思います?(笑)」
山本「HIP HOP系の音はまた
渋谷系になっちゃうんだけど、日本でHIP HOP系の音楽ってなんだろうなーって考えたら
EXILE系かなって思ったのでNakameguro。Sapporoってなんでかわかる?」
片瀬「わかんない(笑)」
山本「日本を代表する札幌のアーティストって誰?」
片瀬「そういうの苦手じゃん」
山本「えーわかんない?」
片瀬「私はわかんないです…出ました?」
斎藤「出ないっすね(笑)」
片瀬「そういうこと!そっちの方も入れていいんだ(笑)それだったら出るわ」
山本「シャリっとした音って、
デスメタルとかメタル系の音ってシャリっとしてて、
バチバチ鳴ってて、意外とボカロ系の音とかBABYMETALとか
初音ミクとかそういうシャリっとした傾向があるので札幌という感じで作ってます」
片瀬「そうですね」
片瀬「最近の製品ですか?やっぱりS社の〇〇です。1番やっぱりあれが安定してるし卒なく全部こなしてくれるみたいなところがあるので、気に入ってますけどね」
山本「そうだね」
片瀬「それと並行してヘッドフォンタイプも買ったんで同じやつ。やっぱり個人的な感想ですけどB社は結構圧迫感があるんですよね、俺無音を聞かされてる…みたいなのがあって聞いてて疲れるんですよね。元々ネックバンドみたいな形になっててつけるタイプを使ってて、それが結構圧迫感があってまぁ音聞けるからいいかって思ってたんですけど、S社の完全ワイヤレスでノイキャンどうかなって買ってみて、こんなに自然なの!ノイキャンなのに、圧迫感全然ないじゃんみたいな感じで個人的にはB社よりも疲れにくいっていうところでめっちゃ気に入ってます」
山本「そうだね、なんかS社の宣伝みたいになっちゃった(笑)」
片瀬「俺、次からいないかもしれない(笑)」
山本「片瀬の給料がどんどん減ってるかもしれない(笑)」
片瀬「怖いわー(笑)」
片瀬「聞いてて疲れるんですよね、ちょっとならいいんですけど。通勤の1時間とかなら。音楽を聴いててノイキャン使うならいいんですけど、音楽止めててノイキャン使って無音を聞かされてる感がすごくて」
山本「飛行機とかの時は気にならないけどね。つけてて飛行機乗っててこんなにノイズうるさかったんだっていうのはあるよね」
片瀬「それはありますね」
山本「そういったところとかはさすがだなーって」
片瀬「そういうところはしっかり作り込まれてますよね」
山本「今のフェーズだとこれから
深セン組が1万円以下のとかね」
片瀬「結構
Amazonにありますよ、6000円以下のノイキャンでヘッドフォンタイプだけどーみたいな、性能はちょっとわからないけど」
山本「〇〇とかそういう系でしょ?」
片瀬「そうですね、ちょっと中バラしてみないとわからないですけど…ノイキャン入れたいなーって言っても山本さんになかなか通らないから(笑)」
山本「まぁね、大変だからね(笑)」
片瀬「確かにそうなんですよね」
山本「やりたいっていう気持ちはあるけどね」
片瀬「みんなノイキャン使えばすごいって言うけど、手放せなくなるタイプとふ〜んで終わるタイプがあると思ってて、そこは自分の使い方にフィットしてないのか、色々あると思うんですけどハマると絶対外せないってなっちゃうから」
片瀬「まぁ、頑張って入るけどノイキャンとしては中途半端かもしれないですね。ただ外の音聞こえててちょっとうるさすぎ!みたいな時に止められるみたいな感じだったらまぁいいのかなって」
山本「渋谷の街中とかパチンコ屋の横とか歩く時に大丈夫なのかな」
片瀬「飛行機乗ってみてくださいあれで」
音の迷路に迷い込むエンジニアの苦悩
山本「これからね。二人(斎藤・須賀)が全然喋ってないけど(笑)斎藤くんSpicetoneの思い出とか喋ったら?」
斎藤「思い出…思い出ですか、いやーでも音の調整って大変だなって思いました」
山本「そうだよね、須賀くんも大変だった?」
須賀「そうですね、大変でした。傾向として方向性はその
那覇とか渋谷とかで決まってたんですけど、そこにどうやって寄せていこうっていうのが」
片瀬「そうですよね、聞いてるうちにわからなくなりますよね」
須賀「そうそうそう」
片瀬「NA2(Zeeny)のやつやった時に1週間やっててもみんなそれぞれちょっとづつ変わっていって、何がいいのかわからない…」
山本「しかも徐々に差がなくなってくるんだよね」
斎藤「そうですね」
山本「差がつきにくくなってきて」
斎藤「無意識に自分の好みの音に平均化されていってしまって」
山本「特徴出すのが難しいよね。NA2の時はそれぞれのメンバーでバラバラのチューニングでドンっと入れたんで結構変だったんだけど(笑)特徴がすごい出るみたいな」
片瀬「うん」
山本「今回すごいバランス良くなったけど、逆に差がわかりづらいけど曲とマッチさせると結構イイ感じになるんじゃないかなって。ShibuyaはShibuyaで
ディーゼルが効いてるし、Nakameguroは俺がやっちゃうとサブベースが効いちゃうんだけど、さすが2人は大人だなみたいな(笑)ちゃんとリスナーのことを考えたチューニングにしてるなって」
片瀬「イヤフォンを高音質モードと接続優先みたいになってるけど、大体高音質モード使えなくて接続して歩いてるとブチブチ切れまくって」
片瀬「まぁそうですね、でも
iOSもあると思うんですけどね」
片瀬「いやーどうですかね」
斎藤「切れるっていうのは街中とかで?」
片瀬「そうです」
斎藤「あー自分もちょっとiPhoneSEを使っていて古いっていうのもあるかもしれないんですけど、たまにブチブチいったりします」
山本「今某社のとか使ってるけど、比較的安定してるからね。あれかね〇〇とかは怪しい感じあるかもね」
片瀬「確かに、〇〇もちょっと怪しい感じしますね。でも2つとも特に手をかけてない
Androidじゃないですか、だからどうなんですかね、リファレンスのOSがあんまり…」
リファレンスの音源イメージ・アーティスト
山本「リファレンス音源とかってどうやって選んだの?」
斎藤「元々のNA2用の
Spicetoneのフィルター名で自分の担当したフィルター名がDOUGENZAKAとUDAGAWAだったんですけど、DOUGENZAKAに関してはクラブとかそういうざっくりとしたイメージがあって、そもそもベースが意識されているサウンドっていうのをわかっていたので、なるほどと…だったらHIP HOPかクラブのクラシックな名曲とか、あとは割と自分が聴いていた、ちゃんとわかっている曲がいいかなと思ったので、そういうところにしました」
山本「聞き慣れてないとなかなかイメージがつかないから」
斎藤「そうですね」
片瀬「そういうのって出せないんですかね?アプリとかに、このフィルターのオススメとか、問題あるのかな名前とか出すと」
山本「リンクとか貼ればいいんじゃない?
Spotifyプレイリストとか作ればいいんじゃない?これで聴きましたみたいな」
片瀬「うん」
山本「最初、Nahaじゃなかったんだよね?神南?神南は須賀くん?」
須賀「そうですね、僕です」
山本「神南やった時に、どっちかっていうと男性ボーカル的にはう〜んって感じで、女性ボーカル聴いてみたら意外と良くて、だからNahaにしたんだけど(笑)」
片瀬「なんでもいいんじゃないっすか(笑)じゃあ、途中で変わったんですね名前」
山本「須賀くんのリファレンス音源って何?」
須賀「Nahaは確かに女性ボーカルを聴いてリファレンスしてて、手嶋葵っていう
ジブリの主題歌とか歌ってた結構声が特徴的でウリかなっていうアーティストの曲を聴いて調整してました。一応男性ボーカルも聴いてはいたんですけどジェイコブ・コリアーっていう海外の、その人も声で有名になったみたいなアーティストなんですけど、楽器もあるけどそういう声が特徴的だ魅力的だって言われるアーティストの音源を参考に使ってました」
山本「片瀬のリファレンスは?」
片瀬「ないよ(笑)昔、NA2でやった時は結構高音域な曲ばっかり選んでました。全体的に音高めの曲、キンキンしてるまではいかないですけど、ある意味女性ボーカルとか、
初音ミクも混じってましたし結構そこらへん聴いてましたね。そしたら山本さんに独特なチューニングだねって言われて却下された記憶があるんですけど(笑)」
山本「多分、それがあったからSpicetone作ってなかったんだよね。あまりにも当時のメンバーの好みが違って、こんなに表現したい音が違ったからちゃんとやろうと思って。基本こういう
Bluetoothイヤフォンって
PSPで結構音変えられるから、だったら自由度高め他方がいいんじゃないかなぁって」
片瀬「うん」
山本「サンドライバーとかの鳴りは結構違うけどね」
片瀬「Spicetoneの次の段階みたいなものはあるんですか?」
山本「プロEQとかね」
片瀬「いきなり出した出した!で次出てくるのはアレかもしれないですけど」
山本「今、着々とね頑張ろうとはしてるけどね」
片瀬「そうですね」
山本「どこまでの人がアレをいじれるかっていうのはあるんだけどね、まぁでも音楽好きなら多少できると思うし」
斎藤「まぁ、いじりやすいQとかをあらかじめ設定しておいて…くらいのことはやればいじりやすいかもしれないですね」
山本「そうだね、あんまり細かくやりすぎちゃうと逆に悪くしちゃうみたいなね」
斎藤「そですね」
山本「ゲームとかでもパラメーターいっぱい調整できるんだけど、調整しすぎておかしくなxっちゃったみたいな」
片瀬「戻せなくなって、どうしようもないみたいな…結構絶望感ありますよね。戻せるって大事なことだと思います。EQとかも1こ戻すみたいな機能があると」
山本「なんでこの音になっちゃったかみたいな戻せなくなっちゃうんだよね」
片瀬「うん」
片瀬「なんかやったけど、どうやって戻すんだろうみたいな(笑)」
山本「確かにね」
片瀬「それで自分でEQいじって、プリセットで保存はできるけど1つ戻すとかはできないからそれができるようになると独特かもしれない…これが公開されたら先にやられたりして…」
山本「まぁ、いいんじゃない?」
片瀬「まぁ、それってUIの問題ですしね」
最近感動した音
山本「機能的には別に普通の機能だからね。ちなみに今まで聞いた中で1番感動した音ってある?」
片瀬「めっちゃすごい質問きましたね(笑)」
須賀「CEarさんのあれは凄かったですね。あれが1番音っていうので衝撃を受けましたね」
山本・片瀬「あー」
山本「あれは次元が違うよね」
須賀「あの処理を同じような
クアルコムの系列でやってしまうっていうのもそうですし、ちゃんと形になってて」
山本「ソフトウェア処理の先っていうかね、みんなアナログだからレコーディングもそうだし、昔はアナログじゃなきゃだめ!みたいなのが強かったけど、徐々にデジタル化していって今はデジタル化じゃないとレコーディングなんかできないよねみたいな、それに近い感じだよねあの表現力っていうか」
片瀬「あれはしっかり筐体としてどういう音になるか作り込んでいるっていうことなんですか?」
山本「おそらくそうだと思うんだけどね、あとはある程度の人の顔の形を想定してその上で処理をしてるんだろうね。じゃあ、片瀬くんは?」
片瀬「自分は最近は感動した音ってないなって思ってて、最近自分が音に関わってるって言ったらダミーヘッドとか」
山本「あー、ダミーヘッドに感動した(笑)」
片瀬「ダミーヘッドに感動した、頭取れるみたいなパカって!(笑)でも結構ASMR見たりとかそういう流行ってるのを見ると、ちゃんとダミーヘッドを使ってそいつの耳元で食べてるとかそういう感じなんですよね、録音の仕方がアナログというか。そうするとあーそういう風に撮ってるんだみたいな。普通に生きてたらダミーヘッドとか触る機会ないから(笑)なくないですか?ダミーヘッドで頭取れるんです!はぁ…みたいな」
山本「マネキンとは違うからね」
片瀬「しかも、これちゃんとつけないと千切れたら高いですよみたいなこと言われてヒー!みたいな感じだったんで」
山本「なるほどねー。斎藤くんめっちゃ考えてるけど(笑)」
斎藤「決まりました。感動したというか
自画自賛になってしまうんでしまうんですけどSpicetoneの札幌を使って自分がリファレンストした
スリップノットの曲があるんですけど、それを聴いてて、基本的に
Bluetoothイヤフォンって圧縮して送ってレコーディングしてるんでローデータに比べるとやっぱりちょっと圧縮した感があるなって思っていて、なんですけどEQをはまらせた状態で音楽を聴くと、普通にいい音だなって感じられる時があって、こういうはまり方があるんだなーって自分は思いましたね」
山本「生き生きとした音になるよね」
斎藤「そうですね」
山本「音って鳴ってる音と鳴ってない音があって、それは曲によって全然違うわけだけど鳴らす必要のない音をちゃんとカットしたりだとか、鳴るべき音を鳴らしてあげると突然生き生きしてきたりするよね」
斎藤「そうですね」
片瀬「そういうの共有したいですよね」
山本「プレイリスト作ろう」
片瀬「プレイリスト+プリセットも共有できるみたいな」
山本「それでは第3回も期待してください!」
※プレイリストは準備が整い次第、公開・ご案内させていただきます!